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乳酸菌は腸内で生きる様々な細菌の中では善玉菌に分類されています。

乳酸菌の効果は様々あると言われていますが、美容について具体的な効果は定かではありませんでした。

腸内の環境が良くなるので、その結果、肌にもよい、アンチエイジングにも効果がある、などと万能の善玉菌と言われていますが、日本農芸化学会で乳酸菌の美肌効果について興味深い報告がされました。


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 漬物の乳酸菌に美肌効果あり

乳酸菌のイメージ
乳酸菌

漬物は乳酸菌の発酵を利用して作ります。

学会への報告によると漬物から乳酸菌だけを取り出して人間の培養した細胞に与えたところ、明らかに美肌効果があると考えられる現象が起きました。

その現象とは以下の通りです。

  • 顔・肌の目立つ毛穴数の減少
  • 便のアンモニア濃度の減少

この二つの現象が確認されました。この現象が美肌効果にどのような意味があるのでしょうか。

顔・肌の目立つ毛穴数の減少とは

漬物から取り出した乳酸菌が肌の奥深くにあるコラーゲンを作り出す細胞に働きかけてコラーゲンを増やす効果があるという事です。

また肌の保湿を担うヒアルロン酸を作り出す遺伝子の数も増やしたという結果報告がされています。

老化が始まると、紫外線や紫外線によって生まれる活性酸素という不安定な酸素によって肌の張りを保つコラーゲンが傷つきます。

若い時は十分な修復力がありますが、加齢とともに修復されないコラーゲンが増えてシワやたるみの原因となります。

また肌の張りが失われると毛穴が目立つようになります。

今回の報告は漬物から取り出した乳酸菌は失われたコラーゲンを増やす働きがあるという、美肌、美容しいてはアンチエイジングにとっては画期的な発見です。

便のアンモニア濃度の減少とは

体の毒素の中で代表的なものはアンモニアや硫化水素などです。

これらはお肉などの動物性たんぱく質を過剰に取ると生まれやすくなります。

また腸内の環境が悪くなると悪玉菌と言われる細菌群がアンモニアや硫化水素を作り出します。

これらの毒素は最後に便や尿と一緒に体外に排出されます。

尿に含まれているアンモニアはすぐに体外に排出されますが、便に含まれているアンモニアは尿よりも長く体内にとどまります。

便秘になるとさらに長く体内にとどまることになります。

アンモニアは水に溶けやすいので便の中にあるアンモニアは長く体内にとどまると血液の中に溶け込んで体中をめぐります。

血液の中に溶け込んだアンモニアは。一部は腎臓で尿として排出されますが、排出されるまでに体中あちこちで悪影響を及ぼします。

今回の実験で分かったアンモニアの悪影響は、肌を若々しく保つ肌の表面の細胞が増える事を邪魔し、肌の細胞が古いものから新しいものに入れ替わる(ターンオーバー)のを邪魔することが分かりました。

つまりアンモニアが体に残っていると肌が若々しくならず、張りを失って老化が進んでしまうという事です。

漬物の乳酸菌は腸内の環境を善玉菌優位に変えて悪玉菌がアンモニアなどの体内毒素を作るのを抑え込む効果があることが分かったのです。

おわりに

漬物は何かと美容効果があると言われてます。

糠漬けを作る方の手はいつもきれいで若々しい、とか漬物はお腹の調子を整えるとか。

今回の報告は漬物の乳酸菌は本当に美肌効果があることを科学的に証明しました。

漬物を食事のおかずや茶請けとして頻繁に食べるようにすると乳酸菌を多く取り入れることができるのでしょうが、作り方によっては塩分が多いものもあります。

塩分は過剰に取るとやはり老化が進みます。特に血管が傷みます。

減塩漬物などを選んで、漬物だけでなく野菜や大豆製品などバランスよく食べるようにすると、意識しないで美肌を得ることができると思います。


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