はしかの症状、大人の場合は? かかる前とかかった後の対策

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最近、話題になってきているはしか(麻疹)という病気。

昔は風邪のちょっと症状の重いものぐらいに思っていましたが、

今は結構深刻な病気になっているみたいです。

子供のころにかかっている人も多いと思いますが、ある年代の人たちは

はしかの免疫を持っていない方が多いらしいのです。

大人になってはしかにかかるとどうなるのでしょう。

はしかの症状と、かかる前にやっておく対策、かかった後の対策を調べてみましょう。


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大人がはしかにかかったときの症状は

まず38度前後の発熱が始まります。同時に鼻水や咳が出てきます。

カゼと違う点は目ヤニや目の充血がある、口の中の粘膜に白い湿疹が出てくることです。

2,3日すると熱はいったん収まりますが、半日から1日たつと39度ほどの高熱がでます。

その時に全身に赤い湿疹が現れます。

発症から10日ほどすると症状も収まり回復します。

注意しなければならないのは、はしかにかかっている時に安静にせず、肺炎や中耳炎を起こしてしまう事です。

統計的にはしかにかかる人の約30%は合併症を起こすことがあります。

合併症にかかった患者さんのうち、約40~50%の人は入院する必要が出てきます。

合併症を起こすと最悪の場合、命を落とすことがありますので、大人のはしかは深刻なのです。

どの世代の人がはしかにかかりやすいの?

1990年の4月2日以降に生まれた人たちは、定期予防接種を2回受けているので、ほとんどかかる事はありません。

はしかは1回の予防接種では免疫が出来ない事があるので、2回の予防接種を行います。

しかし、1回もしくは1回も予防接種を受けていない世代があります。

1977年以前に生まれた方は、予防接種が強制ではないので受けていない方もいるかと思います。

ただ、この年代の方たちは、子供のころにはしかにかかっている人がほとんどで、たいていの人は自然に免疫を持っています。

問題は1978年~1990年4月1日までの間に生まれた年代です。

この世代は1回の定期予防接種もしくは一回も予防接種を受けていない人が混じっています。

厚生労働省が呼び掛けているのはこの世代の人たちに母子手帳に予防接種を受けた記録があるか確認して欲しいと、呼び掛けています。

たとえ一回受けていても免疫を得ていない可能性があるので、親御さんに子供の時、はしかにかかったことがあるか、確認できればしておいた方がよいでしょう。

もし、一回の定期予防接種、もしくは一回も受けていない、はしかにかかった記憶もないという事でしたら、予防対策を取りましょう。

はしかにかかる前にやっておくことは

はしかは麻疹ウイルスという非常に小さいウイルスによって引き起こされます。

厄介なことにインフルエンザウイルスなどと違ってマスクで予防することができません。

インフルエンザウイルスは感染力が非常に強いウイルスの一つですが、咳やくしゃみなどの飛沫感染をマスクで防ぐことができます。

麻疹ウイルスは飛沫感染もしますが、さらに感染しやすい空気感染で移ります。

麻疹ウイルスは地上約1.2m以上の空気中を漂う性質があり、ウイルスが小さいのでマスクも役に立ちません。

予防するには麻疹ウイルスの予防接種を受ける事が唯一の予防法になります。

病院に予約しておけばすぐに予防接種を受けることができます。

定期予防接種以外は自費診療になりますので費用は大体8000~10000円ほどです。

事前に麻疹ウイルスの免疫を持っているか、検査をしてから予防接種を受ける人がいますが、

免疫があるかどうか調べるのには別途5000円ほどかかります。

検査を受けた結果、免疫を持っていれば予防接種を受ける必要はありませんが、

免疫が無かった場合、予防接種も受けられるでしょうから、この世代の方は最初から予防接種を受けてしまった方が経済的です。

はしかにかかってしまったら

はしかには予防しか有効な手立てがなく、かかってしまった場合は自然に治すしかありません。

高熱には解熱剤、咳には咳止めと対症療法をしてゆきます。

とにかく絶対安静で、はしかの場合は高熱が出ているときに免疫が落ちますので、この時に細菌に感染して肺炎などの合併症を起こさないようにしなければなりません。

万が一、合併症を起こした場合は抗生物質を使います。

室内は加湿器などで加湿しておくと、鼻や口の粘膜の乾燥が和らげられるので、咳も楽になります。

熱が下がっても3~4日は自宅で養生しましょう。

この期間も感染力はありますので、すぐに職場に戻るとはしかを広める事になります。

おわりに

日本は2015年に世界保健機関(WHO)より「はしかがほぼ絶滅した状態」であると認定を受けました。

しかし最近また話題に上るようになりました。

海外では東南アジアやヨーロッパの一部の地域でまだ麻疹ウイルスが絶滅していない地域があり、海外渡航者が麻疹ウイルスを持ち帰って来ているケースが多いのです。

日本のはしか予防政策はうまく機能しましたが、皮肉なことに国内で麻疹ウイルスがいなくなり、自然感染する機会がないままに大人になって、海外からのウイルスで重症化する事態になってしまっているのです。

大人になってはしかにかかると、最低10日間から2週間仕事が出来なくなります。

もしは、しかの予防接種を一回しか受けていない、または受けた記憶や記録が無い「空白の世代」の方たちは一度医師に相談される事をお勧めします。


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