6月の湿気対策はカビ退治から

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6月になり梅雨入りするとカビの季節になります。

気温が上がり、湿度も上昇するとカビが繁殖する良い条件になるために湿気の多いところからカビが目立つようになります。

カビはエアコンや冷風機、換気扇にも生えますので、カビの胞子をまき散らすことになる前にカビ退治をしましょう。


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カビが引き起こす病気

カビは非常に生命力と繁殖力が強いので条件がそろえばどこでも繁殖します。

適度な湿気と水分があれば菌糸を伸ばして有機物を分解して栄養にします。

そして胞子を作って周りにばらまき、増殖を繰り返します。

胞子を吸い込むと気道の粘膜や鼻の粘膜に付着して、気管支炎や喘息、アレルギー性鼻炎を引き起こします。

またカビはカビ毒と呼ばれるマイコトキシンという毒素を作ります。

日常的にマイコトキシンを摂取し続けるとガンや肝臓、腎臓の障害を引き起こすことがあり、健康上カビ対策が必要になります。

カビが生えやすい場所

カビはどこでも生えますが、生活環境上、問題になるところは重点的にカビ退治をしましょう。

浴室・洗面所・トイレ

6月に限らず一年中湿気と適度な温度があるのでカビにとっては非常に繁殖しやすい環境です。

塩素系洗剤の中に、「次亜塩酸ナトリウム」という化学成分が入っているものがあります。

水で50倍ほど次亜塩酸ナトリウムを希釈して吹きかけた後に水で流すか、きれいにふき取るとほとんどのカビは死滅します。

トイレはカビのほかにも大腸菌などの雑菌もいますから次亜塩酸ナトリウムの希釈液は非常に有効です。

次亜塩酸ナトリウムは肌を荒らしますので、ゴム手袋を装着してから使用しましょう。

浴室などお湯をかけることができる部分ならば60度以上のお湯を30秒ほどかけると熱でカビは死滅します。

高温の蒸気を吹きかけるスチーマーもカビ対策には効果があります。

台所

カビにとって有機物がいっぱいで水分が豊富なので繁殖しやすい環境です。

シンクは凹凸が少ないので洗剤で洗うだけでもカビを退治できます。

排水口の部分は掃除しにくいのでカビが残りやすいので要注意です。

銅製の排水口ゴミ受けや排水口ネットが市販されていますので、替えてみるのも良いでしょう。

銅製に替えるとゴミ受けのヌメリが無くなります。ヌメリはカビの一種です。

銅にはカビを死滅させる力があるからです。

エアコン・空気清浄機・加湿器

エアコンは空気吐き出し口の奥にあるファンにカビが繁殖します。

エアコンは冷房時に空気中の水分が冷却されて結露となってエアコン内部に流れて排水チューブから外部に出ます。

ですからカビが繁殖しやすい環境です。ただし、エアコン内部は複雑なので一般の方がカビを全て取り除くことは難しいと思います。

エアコンを本格的に使う前の6月に清掃業者さん頼んで清掃してもらう事をお勧めします。

空気清浄機や加湿器もエアコンほど複雑なつくりではないですが、不慣れならば業者さんに清掃をお願いするのが無難です。

いずれにしてもカビを取り除いておかないと空気を吹き出すときにカビの胞子も風に乗って噴き出してきます。

窓枠・カーテン

冬場に結露する窓だとガラスと窓枠の境目のゴムの部分にカビが生えていることが多いです。

また窓の結露のそばにあるカーテンもカビが生えていることがあります。

ゴムの部分には次亜塩酸ナトリウムの希釈液を吹き付けるか、スチーマーでカビを退治するのが良いでしょう。

ゴムの部分には奥深くまでカビが菌糸を張り巡らしていることがあるので、ティッシュやトイレットペーパーを窓枠に張り付けて希釈液を吹き付けて、漬け置き状態にするのが効き目があります。

カーテンはレースであれば漂白剤で洗濯すれば奇麗にカビを取り除くことができます。

おわりに

カビは直接人体に害を及ぼすものはそれほど種類は多くないのですが、胞子が体にとって異物なので様々な疾患を引き起こします。

また食品にカビがつくと菌糸から出る酵素によってカビの栄養に分解され、人間にとって毒になるものがほとんどなので食中毒を引き起こします。

大繁殖する前にこの時期にカビ退治しておく事をお勧めします。


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