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お茶はビタミンCも含まれていて健康に良いことばかりありそう。

厚生労働省も健康に効果ありと太鼓判を押してトクホのお茶も発売されています。

ある小学校ではお茶には殺菌効果もあるので、給食の後にお茶で歯磨きをするところもあります。

こんなにいいことづくめのお茶だから、子供にもどんどん飲ませましょう。

砂糖がたっぷり入っている清涼飲料水より全然体にいいんだから。

こんな風に大人が考えてもおかしくありません。

でもちょっと待ってください。

お茶は子供にとって必ずしも良いものではないみたいです。


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お茶は子供にとって良い飲み物ではないの?

お茶を飲むとやせるのでしょうか?

答えはやせます。ではなぜやせるのでしょうか?

お茶には「タンニン」というものが含まれています。タンニンはお茶の渋みの素です。

タンニンは腸の粘膜が栄養を吸収しにくくしてしまいます。ですから頻繁にお茶を飲むと栄養が摂取されにくい状態が続くのでやせるのです。

大人であればタンニンによってダイエット効果が得られますが、成長途中の子供がお茶を飲んでタンニンを体の中に入れると腸などの消化器官に障害が生じます。

1回や2回お茶を飲むぐらいではすぐに影響は出ませんが、いつも飲むとなるとだんだんと大きな影響が出てくることが考えられます。

大人にとって良いお茶の効果は子供にとっては悪影響

タンニンはお茶のほかに、柿やバナナにも含まれています。

お茶はハマキガという害虫が天敵としています。

ハマキガの幼虫がお茶の葉を食べるとハマキガの幼虫はお茶の葉に含まれるタンニンによって消化器官の障害が起きて成長できなくなります。

柿やバナナは実が熟す前に動物に食べられてしまうと種を次世代に残せなくなってしまうので、熟す前の実はタンニンによってとても渋いのです。

大人にとって良いお茶の効果はタンニンのほかに含まれている「カテキン」に寄るところが大きいのです。

活性酸素という老化を早める不安定な酸素が体の中に絶えず生まれていますが、カテキンは活性酸素を無害化する力があります。

また老化を早める血液の中の糖分を下げる効果もあります。細胞が突然変異してガン細胞になるのを抑える力もあります。

大人にとってはお茶のアンチエイジング効果は高く、老化防止には適した飲物と言えます。

しかし、こどもの場合これから成人するので、老化防止の効能よりもお茶に含まれるタンニンやカフェインの副作用の方が問題になってしまうのです。

カフェインの副作用

お茶に含まれるカフェインというものは、飲み過ぎると大人でも気分が悪くなったり、心臓の脈拍がおかしくなるなど副作用が出ます。

お茶の中でも比較的カフェインが少ないほうじ茶で100mlあたり20mgのカフェインが含まれます。

体重が20kgの子供が650mlのほうじ茶を飲むと約半数の子供が気分の悪化を訴える可能性があります。

500ml入りのペットボトルの濃い緑茶は子供には与えるべきではないでしょう。

濃い緑茶の代表格の玉露には100mlに160mgのカフェインが含まれています。

体重20kgの子供が濃い緑茶の500mlペットボトルを飲むと5分の1も飲むと気分が悪くなる子供が出てきてもおかしくないのです。

カフェインは短い時間で大量に飲むと副作用が強く出ますので、夏の暑い日にペットボトル入りの冷たい緑茶を一気に飲んだりすると気分が悪くなる場合があります。

カフェインの副作用は体重によりますので、特に小さいお子さんにはお茶を控えた方が良いのです。

おわりに

お酒をこれから飲むから柿エキス入りのドリンクを飲むのは悪酔い防止としては正しいと言えます。

なぜならば、柿にはタンニンが含まれていますので腸の粘膜がタンニンによって変化し、アルコールが吸収されにくくなるからです。

同じ理屈から行けばお酒を飲む前に濃いお茶をたくさん飲んでも悪酔い防止の効果があるはずです。

お茶に含まれているタンニンやカテキンは大人の体にとって良い面もありますが、伸び盛りの子供には副作用の方が多いので、お茶は控えた方が良いのです。


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