知らない間に髪の毛に白いものが、１本、２本ちらほらと。
こんな時、白髪は抜くべきでしょうか。
白髪を抜くと増えるとよく言われているし。
でも本当のところはどうのなのでしょう。
そもそもどうして白髪が出てくるのでしょう。
白髪になるには原因があるはずです。
原因が分かれば対策も出来ます。
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白髪は抜いてはダメ
白髪を抜くとどんどん増えるから抜いてはダメというわけではありません。
白髪を抜くと頭皮を傷めるから抜かないほうがよいのです。
まだ髪の寿命が来ていないのに無理して抜くと、抜かれた毛穴は無防備な状態になります。
頭皮にも雑菌が住んでいます。頭皮にも善玉菌と悪玉菌がいるんです。
頭皮の状態が良くないと悪玉菌の勢力が強くなっており、抜かれた毛穴が炎症を起こすことがあります。
白髪は抜いても白髪が生えてくる
もし白髪を抜いた毛穴から新しい毛が生えてきても、白髪です。
一度白髪になった毛穴にはもう黒い髪を作る力が無いのです。
髪の毛はケラチンというたんぱく質から作られています。
足の裏の皮や爪などと同じく角質という生きているとも死んでいるとも言えない状態のたんぱく質なのです。
ですから一度白髪になった髪は自然に黒くなることはありません。
白髪になった原因を改善しなければ白髪を抜いてもまた白髪が出てくるのです。
白髪になる原因
白髪になる原因は加齢です、というのは当たり前で大枠過ぎて対策の取りようがありません。
でも加齢がどうして白髪の原因になるのでしょう。年をとっても黒髪ふさふさの人もいるではないですか。
白髪になる仕組みは髪の毛の色の素になるメラニン色素を作る力が無くなってしまったことが原因です。
メラニン色素は肌にたくさん出てくるとシミやそばかすの原因になりますが、髪の毛から無くなってしまうと白髪になってしまうのです。
髪の毛が薄くなる人は髪の毛を作るケラチンを作り出すエネルギーが頭皮まで届かなくなったので、髪の毛が少なくなっていくのです。
白髪の人はケラチンを作り出すエネルギーは届いているのですが、髪の毛の色を作るメラニン色素を作るエネルギーが足りないのです。
すぐやる３つの白髪対策
白髪になりだしたという事は髪の毛を作る細胞にエネルギーが届かなくなりだしているという事です。
一度白髪になると簡単には黒髪には戻せません。
ですから白髪を見つけたら髪の毛の栄養不足のサインですから、すぐに対策しましょう。
頭皮の血流を良くしてあげる
栄養が届かなくなってきているという事は、頭皮までの血液が流れにくくなっているという事です。
血液が流れにくくなっている原因の一つは頭蓋骨が大きくなってきているという事です。
特に男性に言える事ですが、男性の場合、４０歳代まで頭蓋骨がホルモンの関係で成長をし続けます。頭皮の成長は２０歳代で止まりますから、中身の頭蓋骨が大きくなると頭皮が引っ張られて中を通る血液の流れも悪くなります。
頭皮をマッサージしてあげて柔らかくして血流を元に戻してあげる事が効果的です。
頭のてっぺんの頭頂や脇の側頭を両手でつかむように、指の腹でマッサージしてあげます。
お風呂やシャワーをした後が肌が柔らかくなっていて、血行も良いので頭皮を５分ほどマッサージしてあげると髪の毛の栄養分が届きやすくなります。
よく眠る
睡眠不足だと体を修復する成長ホルモンが減りますので、本来髪の毛の栄養に使われるはずだった体のエネルギーが、体の修復優先に使われてしまいます。
少なくとも６時間程度の睡眠時間を確保して、ゆっくり熟睡することが大切です。
成長ホルモンが十分に分泌されると、体のエネルギーは髪の栄養にまわりますので、白髪を予防することができます。
参考：「睡眠はアンチエイジングの基本！！」
栄養価の高い食事
髪の毛の栄養を補給するには食事を見直すことも大切です。
バランスよく食事をしていても普段の健康を維持するには十分でも、髪の毛を黒く戻すには栄養が足りない事が多いのです。
細胞のエネルギーを直接補給する食事法があります。
細胞は「核酸」というものでできています。核酸とは遺伝子とたんぱく質を作る遺伝子のようなものとが組み合わさったもので、生物の命の源と言える物質です。
核酸を十分に取ることができる食事を続けると、白髪しか作れなくなった髪の細胞を黒髪を作るように戻せる可能性があります。
「核酸」をたくさん取る食事法は下記ページに詳しく載せていますので、ご参照ください。
おわりに
一度白髪になると黒い髪に戻すのは結構大変です。
「核酸」食事法でも白髪を黒髪に戻すまではかなり時間がかかると思います。
なぜならば、髪の毛が白くなるという事は体のほかの部分も老化が始まっていて、体を修復するエネルギーが体のあちこちに摂られてしまっていると考えられるからです。
白髪は抜くと増えるのではなくて、髪の毛に栄養が来てないから、これからどんどん白髪が増えるよ、という体からのサインだったのですね。
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