Pocket

腸内には様々な細菌が住んでいます。

腸内に住む細菌の集落を「腸内フローラ」と呼びます。

腸内に住む善玉菌、悪玉菌の存在はダイエットやアンチエイジングの世界でも常識となっています。

最近の研究では肥満を予防してダイエットを効果的に進めるには腸内細菌を利用することが注目されています。

そして肥満予防には善玉菌でも悪玉菌でもない、日和見菌がカギを握っていることが分かってきました。


スポンサードリンク



 

 

「日和見菌」とは

日和見菌とは文字通り条件によっては体の役になったり、害になったりする細菌群です。

大腸菌も悪玉菌に分類されることがありますが、数が大きく増えなければ体の害にならないので日和見菌ともいえます。

悪玉菌とされている細菌たちも全くいなくなってしまうと、体にとって都合の悪いことが起きます。

善玉菌は悪玉菌と腸内フローラで勢力争いを繰り返すことで強くなっていくので悪玉菌が完全にいなくなると善玉菌もひ弱になり、外部から来た細菌への抵抗力が無くなってしまいます。

肥満予防に一役買う日和見菌

日和見菌には非常に多くの種類がいます。その中でも脂肪をため込む細菌群がいます。その細菌群を「ファーミキューテス門」と呼びます。

ファーミキューテスはエネルギー回収能力が高いので、脂肪をため込む傾向があります。肥満菌とも呼ばれています。

ファーミキューテスが脂肪を取り込む細菌であれば、逆に脂肪の吸収を阻害する細菌群もあります。

「バクテロイデス」と呼ぶ細菌のグループが脂肪の吸収を邪魔するのです。

バクテロイデスは脂肪が脂肪細胞に取り込まれるのを邪魔して、筋肉に送り込んでエネルギーに変える働きがあります。

人間の腸内に住む細菌群のうち、90%はファミキューテスグループとバクテロイデスグループで占められています。

肥満を予防して痩せるためには

理想的な二つのグループの割合はファミキューテスが4割、バクテロイドが6割だと言われています。

太っている人はファミキューテスグループの細菌が多く腸内で増殖しており、痩せている人はバクテロイドグループの細菌が多い傾向があります。

肥満を予防して痩せるためにはバクテロイドグループを増やせばよいという事になります。

バクテロイドグループを育てるには

バクテロイドの好物を食べる事によって増やすことが可能です。

納豆、味噌、醤油などの発酵食品

納豆は納豆菌、味噌、醤油は麹菌などによって作られます。これらの細菌は腸内環境をバクテロイドグループにとって住みやすい状態に整えます。

キノコ類、野菜、海藻、こんにゃくなどの食物繊維

これらの食物繊維は胃で溶けることなく腸まで届き、バクテロイドグループの栄養となります。

チーズ、ヨーグルトなどの乳製品

乳酸菌が含まれているこれらの食品は腸内に届くと善玉菌として腸内環境を整え、バクテロイドグループの増殖を助けます。

以上の食品群は腸内の善玉菌も増やしますので肥満予防だけでなく、アンチエイジングにも高い効果を発揮します。

おわりに

日和見菌は非常に種類が多い為に、体にどのような影響を与えてるのか分かるようになってきたのは最近です。

肥満予防に役立つ日和見菌の好物は善玉菌の好物と共通のものが多いです。

これらの食品はアンチエイジングでも重宝されますが、日和見菌による肥満予防にも効果があることが医学的にも証明されつつあります。

日和見菌の好物を食べると、肥満予防とアンチエイジングの一石二鳥の効果が期待できるのです。


スポンサードリンク