サバは食べると体に良い「青魚」に分類され、もちろんサバも健康に良い成分をたくさん持っています。
生のサバは「サバの生き腐れ」と言われるほど鮮度が落ちるのが早い魚です。
いつでも気軽にサバを食べるのには保存がきくサバ缶が重宝します。
最近特に「サバ缶ダイエット」と呼ばれるダイエット法が注目されてきています。
サバを含めた青魚にはどんな栄養が含まれているのでしょう。
そしてサバ缶を使う「サバ缶ダイエット」とはどんな効能があるのでしょう。
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サバが体に良い理由は
サバのような青魚はなぜ体に良いと言われるのでしょうか。理由は複数ありますが、主に下記の効能によるところが大きいです。
サバの脂
鳥や豚、牛などの陸の生き物は体温を一定に保つ機能を持っています。もちろん人間も同様です。
一方、サバに限らず魚全体に言える事ですが、魚は体温調節が出来ないので水の中で周りの温度とほぼ同じ体温で生きています。
魚の脂は冷たい水の中でも固まることなく魚の血液の中でも存在しています。つまりサラサラの状態です。
牛、豚などの体温は37~38度ぐらいで鶏は40~42度と風邪をひいて発熱している人間と同じぐらいの体温が常温です。
人間の体温が35~36度ぐらいが通常だとすると、普段食べている鳥や牛、豚の脂は人間の体の中では固まりやすいと言えます。
鶏や牛、豚の脂がそのまま人間の体の中で流れるわけではないですが、脂の消化、分解は魚の脂よりも粘度が高くなる分、時間がかかりやすいのです。
サバに含まれるDHA
DHA(ドコサヘキサエン酸)という人間の体に必要な成分をサバは多く持っています。
DHAの効能は以下の通りです。
- 記憶力が向上する
- 乳がん、大腸がん、肺がん等のガンを抑える
- 血液の中のコルステロールや中性脂肪を減らす・・メタボリック予防
- 視力が下がるのを防ぐ
- 血圧を下げる・・高血圧改善
- 血が固まるのを防ぐ・・心筋梗塞、脳梗塞予防
- アレルギーを抑える・・花粉症症状軽減 参考:花粉症の原因は何でしょうか?
- 体の中の炎症を抑える・・特に肝臓などの重要器官の炎症緩和
- 血糖値を下げる・・老化防止 参考:アンチエイジングの大敵AGE!!
サプリメントで「記憶力改善に効果あり」と効能をうたわれているものにはDHAが配合されているケースが数多くあります。
サバに含まれるEPA
サバを含めた青魚にはEPA(エイコサペンタエン酸)というものを豊富に含みます。
EPAの効能はDHAと同じような効能を持っています。
- 血液を固まりすぎずサラサラの状態にする
- 免疫の反応を過剰にならないようにする・・アレルギーを抑える
- 炎症を過剰にならないように抑える
- 血液の中の余分な脂を体が燃やしやすくする
EPAは動脈硬化、高脂血の治療薬として発売されている。薬品として発売されるほどの高い効果が認められているのです。
サバ缶ダイエットとは
サバは生の状態よりも缶詰の方がEPAは多く含まれます。逆に焼き魚にしてしまうとEPAやDHAが減ってしまいます。
サバ缶自体は水煮でも調味料が入っているものはカロリーが多いです。
サバには血糖値を下げる働きもありますので、ダイエットに向いていると取り上げられているようです。
血糖値が高い状態だと、余っている糖分が脂肪として蓄えられます。太ってしまうのです。
サバを食べる事で血糖値が下がり、脂肪に糖分が取り込まれないので痩せるという考え方です。
サバ缶だけだと栄養が偏るので、わかめやレタスなどと一緒に和えたサバサラダや高核酸食品(参考:老化は「核酸」を摂取すると遅らせることができる!)である玉ねぎと一緒にサバ缶の汁ごと合えて食べるとよいでしょう。
おわりに
サバは良質な脂を含み、なおかつDHAやEPAなどの体に良い成分が多く含まれていることが分かりました。
しかしサバも動物性たんぱく質でお肉には変わりません。動物性の食物繊維はほとんど消化されてしまいます。
よって極端にサバばかり食べていると便秘になる事が考えられます。
便秘は体の毒素を排出する役割の大便を長く体にとどめてしまう事になります。
体臭が強くなり、痩せるための代謝も悪くなりダイエットの効果が台無しになってしまいます。
海藻や野菜などと一緒に食べて消化されない植物性食物繊維を食べて便秘を予防するときれいにダイエットできると思います。
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