秋分の日の由来は何? いったい何をする日なの?

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9月には秋分の日があります。

国が定めた国民の祝日になっています。

ただ、この秋分の日は9月の何日と正式には決まっていません。毎年内閣が決定するのです。

国民の祝日になっている日ですが、いったいどんな由来で祝日になっているのでしょう?

そしてこの日はいったい何をすればよいのでしょう。


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秋分の日とは

秋分の日を境として夜の時間が長くなります。

秋分の日は、春分の日と並んで昼と夜の時間が同じ日なのです。(実際には両日とも少しだけ昼の時間が長い)

天文学的には昼夜の時間が同じになる日という事ですが、なぜ国民の祝日なのでしょう。

それはお彼岸と関係があります。参照:お彼岸ってどんな意味? 何する日なの?

国民の祝日に関する法律「祝日法」には「祖先を敬い、亡くなった人をしのぶ」日というふうに決められています。

秋分の日はいつなの?

秋分の日は太陽と地球の位置関係で決まります。

天文学的には西暦2043年まで西暦を4で割って余りが無ければ9月22日、余りが出れば9月23日になります。

2018年だと余りが2出ますので、9月23日になります。

天文学の観測でこのように日にちを割り出すことが出来ますが、最終的には内閣が閣議を開き、その年の秋分の日を決めます。

決めた日程が公告(国が世間に公式に知らせる事)を通じて初めて秋分の日が分かるのです。

2002年まで9月22,23,24日のどれかが秋分の日になっていましたが、2003年からは「ハッピーマンデー法」祝日の改正があり、9月15日の敬老の日が9月第3月曜に変わり9月の15~21日のどれかになる事になりました。

国はなるべく連休を多く作りたいという構想があり、秋分の日が9月21,22,23日のいずれかで、曜日が水曜日になったとき、月曜日が敬老の日となり、水曜日が秋分の日となり挟まれた火曜日は祝日法によって国民の休日となる事になりました。

週休2日の人であれば前の週の土曜日から秋分の日の水曜日まで5連休となります。

この新しく出来た連休は「第2のゴールデンウィーク」として「シルバーウィーク」などと呼ばれています。

ですので、秋分の日は政府が発表するまで分からないのですが、通常は前の年の2月に発表があり、9月15日から21日のどれかになります。

秋分の日は何をするの?

ご先祖様を敬い亡くなった人をしのぶので、たいていはお墓参りをしてお墓の掃除をする人が多いようです。

家に仏壇がある家庭は位牌や仏具をきれいにしてお供え物をします。

この日に食べる物はおはぎがポピュラーです。「萩」は夏から秋にかけて花を咲かせるマメ科の植物です。

同じく春のお彼岸は「ぼた餅」を食べる事が多いです。春に花咲く「牡丹(ぼたん)」から名付けられた食べ物です。

両方とももち米をあんこで包んだ食べ物です。あんこはあずきと砂糖からできています。

小豆には魔よけの効果があると信じられていて災厄から身を守るという意味があります。

おわりに

秋分の日は本当は天皇家の秋季皇霊祭が民間にも広まったと考えられています。

桓武天皇の弟で暗殺事件に巻き込まれて最後まで無罪を訴えて亡くなった早良親王の魂を鎮めるための儀式だったのです。

日本の行事は仏教伝来や文化交流によって入ってきたものが多く、たいてい中国を始めとした近隣諸国でも同じような行事がありますが、秋分の日は日本独自の行事です。

私も忙しくてなかなかお墓参れできませんが、今年は頑張ってお墓を掃除しに行こうと思っています。


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