10月31日はハロウィンですね。
最近では日本でも繁華街でコスチュームを着た人たちがたくさん繰り出していますね。
日本でもこれだけの盛り上がりですから、本場アメリカではさぞかしすごいことになっていそうですね。
ハロウィンの日にアメリカの人たちはどのように過ごしているのでしょう。
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ハロウィンの日の過ごし方
アメリカ人のハロウィンの日に対する思い入れは並々ならぬものがあり、1か月前から準備します。
企業もハロウィン商戦に備えて1か月前からセールを開始します。
パーティーグッズが売れ始め、お菓子や食材、家のデコレーショングッズなど様々なものがセールされます。
目玉がやはりコスチュームです。
鉄板のコスチュームはやはりホラーものですね。
元々ハロウィンの仮装は魔物と同じ格好をして魔物をやり過ごすという意味の衣装だったこともあるのでしょう。
次に多いのがヒーローものです。スーパーマンやバットマンといった定番から始まってアベンジャーズ等のコスチュームが売れます。
そして日本でもおなじみのアニメのコスチュームも負けじと人気です。
ハロウィンの日はアメリカ中がコミケ会場のようにコスチュームを着た人たちが街中を歩き回っています。
お菓子くれないといたずらするぞ!!
ハロウィンの日は子供たちにとってはうれしい日です。
仮装をした子供たちが近所をまわって、お菓子をもらえるからです。
その時に子供たちは「Trick or Treat」といいながらお菓子を要求します。
直訳すると「いたずらか、御馳走するか」という意味ですが、「お菓子くれないといたずらするよ」ぐらいの感じです。
子供たちはバッグやプラスティックの容器をもって近所をまわり、近所でも子供たちの為にキャンディーやチョコレートなどのお菓子を用意して待っています。
お菓子をもらいに近所をまわる習慣は日本ではまだ難しいかもしれませんね。
マンションやアパートが多く、ご近所付き合いがあまりない地域も増えていますし、子供だけで知らない部屋や家に行くことは絶対にやめた方がよいでしょう。
アメリカではお菓子をもらいに行くときは必ず保護者が同伴します。
少し前になりますが、日本人留学生がハロウィンで仮装して知らない人の家に間違って訪ねてしまい、銃で撃たれてなくなるという痛ましい事件が起きました。
撃った人は刑事裁判では罪にならず正当防衛を認められました。
民事裁判では逆に7000万円を遺族に支払う判決が出ています。
ジャック オー ランタン
「ジャックのランタン」といわれるカボチャをくりぬいたランプも必須アイテムですね。
アメリカではカボチャをくりぬいてランタンを作るキットまで売られています。
専用のナイフと道具がセットになっているもので5$程度で売られています。
ハロウィン発祥のケルト民話にジャックというお金にだらしない人がいて最後は悪魔までだまして死んでも地獄に落ちない契約を交わしました。
しかしあまりにも生前の行いが悪すぎたので天国にも入れず、中をくりぬいたカブの中に悪魔からもらった石炭の火を灯してこの世をさまよい続けているという話が由来のようです。
え、カブなの?カボチャじゃないの?
そうです。最初はカブだったのです。
カボチャのランタンになったのはスコットランドやアイルランドのケルト系の人々がアメリカに移住してカブよりも大きいカボチャをランタンにするようになったのです。
ですからオリジナルはカブをくりぬいたランタンだったのです。
おわりに
ハロウィンは感覚的には日本の大みそかに近いと思います。12月31日に騒いでお正月は静かに過ごす。
ハロウィンの翌日はキリスト教の「諸聖者の日」と制定されていて、前日とは打って変わって静かに過ごします。
ハロウィンの翌日がキリスト教の「諸聖者の日」なのでハロウィンが前夜祭のように見えますが、実は全く関係なく、ハロウィンはスコットランドやアイルランドのケルト民族の行事なのです。
ケルト民族の行事が普及するのを面白く思わないキリスト教の偉い人が「諸聖者の日」をハロウィンの翌日の11月1日にぶつけてきたというのが本当の所のようです。
でもアメリカでハロウィンがこんなに盛大に行われるのはカトリック、プロテスタントやユダヤ教、イスラム教など様々な宗教、様々な人種で構成されるアメリカで宗教や人種の区別なく祝うことが出来るという事で受け入れられたと思います。
バレンタインデーのように商売のチャンスとして一大キャンペーンを張って定着させた各企業がハロウィンの普及に一番貢献したという話もあります。
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