ごぼうと聞いて何を思い浮かべるでしょう。
きんぴらごぼうのように短冊に刻んで炒めて食べたり、刻んで煮物に入れたり、とそんなイメージではないでしょうか。
歯ごたえがあって筋ばかりの野菜という印象を私は持っています。
黒くてひょろりとしている見栄えはあまりよくない野菜、ごぼうは実は若返りの特効薬になるかもしれないのです。
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とても強い抗菌作用
ごぼうは数多くの野菜や果物の中でも飛びぬけて強い抗菌作用を持っています。
ごぼうが育つ環境はカビや雑菌が数多く住む土の中です。
菌や虫に強いブドウやリンゴも土の中では腐ってしまいます。
しかしごぼうは腐りません。このことからもごぼうはブドウやリンゴよりもさらに強力な抗菌作用を持っていることになります。
細菌に表面は細胞膜という膜でできています。この膜はコルステロールという脂からできています。
ごぼうには「サポニン」という物質を持っています。このサポニンは脂を溶かす作用があります。
細胞膜を溶かされた細菌は生きてゆくことができません。このような理由からごぼうには抗菌作用が備わっているのです。
脂を溶かすダイエット効果
サポニンには脂を溶かす作用があります。
油汚れは石鹸を付けて洗う事があると思いますが、これは石鹸が脂の表面を水となじませることで汚れを取ろうとすることです。
脂と水をなじませる作用を「界面活性作用」と言いますが、サポニンはこの作用があります。
サポニンの「サポ」は石鹸のシャボンの「シャボ」と同義語になります。
ごぼうを食事の時に食べると腸内にある脂をサポニンによって分解・吸収されますので、脂によって太る事を抑えられます。
高脂血症を改善する
血液の中の脂が多いと動脈が脂によって狭くなって硬くなります。「動脈硬化」と言われる病気の一歩手前の状態になります。
動脈硬化が進むと、心臓を動かす血管を詰まらせる心筋梗塞や、脳の血管が詰まる脳梗塞の危険が高くなります。
ごぼうを食べるとサポニンが体に取り込まれて、血液中の脂を分解します。
血管の内側に脂が付着するのを防ぐ効果があります。
今の医学界では、血管が固くなり柔軟性を失うと老化が進むと考えられていますので、ごぼうは体の内側から若返らせる効果がある食べ物といえます。
肌の状態が改善する
血液中の脂が減ると皮膚の表面にある脂分も減少してゆきます。
皮脂の分泌が減ると、皮脂をエサにするニキビの原因のアクネ菌やワキガ菌の活動が鈍り、ニキビになりにくくなったり、ワキガ臭を減らす効果が期待できます。
また毛穴の黒ずみは毛穴の中の皮脂が酸化したものですので、そのような肌のトラブルも減ります。
結果、肌も脂ぎることなく、良い状態を保つことができ餡巣。
おわりに
サポニンを取り入れるにはごぼうを食べるのが手っ取り早いですが、大豆にも「大豆サポニン」と言って、ごぼうのサポニンと同じ効果が期待できるものを持っています。
豆腐や納豆、お味噌汁を飲むことでもサポニンを体に取り入れることができます。
またお茶やコーヒーをいつも飲む習慣を持っている人は市販されているごぼう茶を飲まれることをお勧めします。
お茶やコーヒーにはカフェインが含まれていますので、体に全く無害というわけではありません。
ごぼう茶にはカフェインは含まれておりません。そしてサポニンは含まれています。
ごぼう茶はお茶やコーヒーよりも体に良い飲み物と言えます。
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