朝起きて鏡の中の自分が腫れぼったい時ってあると思います。
そんな自分を見て健康的だなと思う人はいないのではないでしょうか。
むしろ、不健康に年取って見えるのではないでしょうか。
むくみの原因は水分の取りすぎと言われることが多いですが、本当なのでしょうか?
むくんだ顔をすっきりさせる方法も合わせて調べてみましょう。
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むくみとは何でしょう?
むくみは生き物が生きてゆくために時間をかけて手に入れた生き延びる方法でもあります。
大昔の生き物はいつでも食べ物と水を手に入れる事が出来るわけではなかったのす。
獲物が手に入って食べてすぐにエネルギーとして消費してしまうと、次の獲物が取れるまでエネルギーが続かないと死んでしまいます。
水を飲んですぐに体外に排出されてしまうと体内の水分が足りなくなり、水を補給出来ないと干からびてしまいます。
その為、体はだんだんと進化して、食べられるときに食べておいて、栄養を脂肪としてため込んで、必要な時に使っていたのです。
水分も一緒で、飲める時に飲んで、体の中に蓄えておいたのです。
体のどこに水分を蓄えたのか?
血液の中に水分をため込んでしまうと、血液の成分が薄まって、血圧も上がって体がおかしくなってしまいます。
私たちの体を作る細胞の中に水分をため込んでしまうと生命を維持することができなくなってしまいます。
そこで私たちの体は水分を細胞と細胞の間に「間質」という部分がありますが、そこに水分を蓄えたのです。
むくみは私たちの体が気が遠くなる時間をかけて進化してきた証拠でもあるのです。
むくみの原因は?
むくみの原因は大きく分けて二つあります。
一つ目はよく知られている通り、水分の取りすぎ。
二つ目は塩分の取りすぎです。
水分の取りすぎ
お酒を多く飲むと肝臓でアルコールを分解して無毒にして尿として排出されますが、分解するときに水分を大量に使います。
その為にのどの渇きを覚えてたくさんお水を飲みますと、翌日の朝、体内に残っている余った水分でむくむことがあります。
塩分の取りすぎ
塩っ辛いものを食べたり、塩分が多いスナック菓子を食べると血液の中の塩分濃度が上がります。
体は血液の塩分濃度を一定に保とうとします。カリウムという物質があり、カリウムが余分な塩分を体の外に出す働きをします。
カリウムが体内で不足していると、体は血液の塩分を水分を増やして薄めて塩分濃度を一定に保とうとします。
塩分が徐々に体外に排出されると今度は血液が薄まりすぎないように水分を血管の外に尿として出します。
しかし腎臓に行くまでに一部の水分が血管の壁を通り抜けて細胞の間に溜まります。それがむくみとなるのです。
重力によるむくみ
起きているときは水分は下半身から下にたまり、長時間同じ姿勢をしていると、ふくらはぎや足がむくむことがあります。
寝ているときは顔や上半身に来ますので、朝起きた時にむくんでいることがあるのはこのためでもあります。
特に、うつぶせで寝てしまうと顔がむくみやすいと言えます。
生理前のむくみ
女性の場合、生理前には女性ホルモンの働きで、母体になるための備えとして、体が栄養や水分をためこもうとします。
このため、塩辛いものを食べてもいなくて、お酒を飲んでいなくても、この時期はむくみやすいことがあります。
むくみの解消法
水分の滞留がむくみの原因なので、筋肉を使って解消します。
下半身のむくみは歩くことで解消します。
ふくらはぎは「第二の心臓」といわれており、歩いて動かすことによって下半身に滞留している血液を心臓に送り返す役割を担っています。
血液を動かすことによって間質に溜まっている水分が血管の壁を通して血液に入り、血液は水分濃度を下げるために腎臓で余分な水分を尿として排出します。
顔も同じ原理です。顔の筋肉を使います。
ガムをかむことによって顔の複数の筋肉を動かすことになりますので、噛んでいるうちに顔の皮膚に溜まっている余分な水分が血液に乗って排出されます。
または耳の裏から鎖骨にかけて上から下にマッサージするのも筋肉を動かすのと同じぐらい効果があります。
血管やリンパ液という免疫機構が多く集まっている部分なので、マッサージして血液の循環を良くしてやります。
筋肉を使う方法ではありませんが、時間があれば、お風呂につかって体を温める事で血行を良くして、むくみを解消する方法も効果的です。
おわりに
飲んだ次の日には私もよくむくんだ顔で掟、仕事に向かいました。
いつも二日酔いになるよりはマシとばかりに、前夜に大量のお水を飲んで、寝てたためだと思います。
そんな時は仕事場につくまでの間、ずっとガムを噛んで、むくんだ顔を少しでも解消しようとしていました。
この方法が朝、時間が無い時でも結構効果的だったことを覚えています。
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