知り合って少し親しくなった人に「私は何歳に見える?」と聞いたことはありますか?
自分が人から何歳に見えるか、結構気になりますよね。
相手も気を使って「何歳ぐらい?」と多分見た目よりも若い歳を答える人が多いかと思います。
それでも自分の実年齢よりもかなり上の年を言われると、結構ショックを受けますよね。
老けて見られる原因は何なのでしょう?服装?髪型?それとも顔や肌?
おそらく全体的な印象から老けて見られるのではないでしょうか。
服装や髪型を若作りしても顔や肌が若く見えなければ、浮くだけです。
顔や肌が若く見えれば実年齢よりも若く見られるでしょう。
顔や肌や肉体は同じ年齢でも生活習慣の違いでだんだん見た目年齢に差がついてきます。
生活習慣を修正して実年齢より若く見られるように頑張りましょう。
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生活習慣の違いが老化の速度の差となる?
現在のアンチエイジングの考えでは生活習慣の違いによって老化の速度に大きな差が生まれることが分かってきています。
一卵性双生児をサンプルとして数十年にわたって老化の速度の比較をした研究が世界各国で行われていますが、結果は双子と言えども生活環境の違いによって老化の進み具合は全然違っていたという報告が多数あがっています。
ではたくさんある生活習慣の中でどんな習慣が老化に関係があるのでしょうか。
睡眠時間
睡眠時間の「ゴールデンタイム」という言葉を聞いたことはありませんか?
午後10時から午前2時の間に成長ホルモンが分泌されるのでこの時間の事を睡眠時間のゴールデンタイムと言われています。
実際には何時からでも良いので4時間~6時間ほど熟睡できればゴールデンタイムとなる事が現在では分かっています。
寝ている間に成長ホルモンが分泌されます。成人になっても成長ホルモンは分泌され続けます。
成長ホルモンの役割は体を修復することです。日中に太陽の紫外線によって傷つき酸化した肌や皮膚の内側の細胞を寝ている間に直してくれるのです。
肌も人間同様に起きている時間と寝ている時間があります。そのサイクルを狂わされると修復する時間が足りなくなり、傷ついた細胞が増えて老化が進んでしまいます。
ですから規則正しく睡眠を取ることは肌の若さを保つためには非常に重要なのです。
参考:睡眠はアンチエイジングの基本!!寝ている間に肌は若返る!!
野菜と果物
人間の体は活動するエネルギーを得るために栄養を消費します。体を作る細胞の中にあるミトコンドリアという組織が栄養を活動エネルギーに変換します。
その時に活性酸素という不安定な物質を生み出します。
活性酸素は不安定なために細胞や遺伝子に触れると傷つけます。
遺伝子が傷つけらたまま修復されないと、でたらめな分裂を始めてガンとなる事があります。
活性酸素は体中を傷つけ、老化を早める物質なのです。
野菜や果物は活性酸素を中和するビタミンCやポリフェノールといった「抗酸化物質」を豊富に含んでいます。
体自身も抗酸化物質を作り出す機能を備えていますが、野菜や果物をたくさん食べる事で活性酸素を抑え込んで体の老化を遅らせる事が可能です。
参考:活性酸素は老化に関係あるとよく聞きます。どんな関係なのでしょう?
砂糖
砂糖は糖毒性があります。甘いものを食べ過ぎると血液の中の糖分が上がって血管を傷つけます。
傷ついた血管はだんだんと厚くなり、硬くなってゆきます。その状態を「動脈硬化」といい、血の塊ができやすくなります。
血の塊がはがれて心臓の血管を詰まらせると心筋梗塞となります。脳の血管を詰まらせると脳梗塞となります。いずれも死の危険がある病気です。
参考:砂糖断ちはアンチエイジング効果大!!砂糖の毒性について
喫煙
喫煙は体を傷つける活性酸素を大量に吸い込むことになります。
また葉タバコが燃えるときに数千種類もの化学物質が出来て、体内に取り込まれてしまいます。
タバコが燃えるときに出るタールはヤニとなって歯に染み込み茶色く汚します。
喫煙は歯茎を押し下げて歯槽膿漏を促進させます。
参考:タバコは老化を加速する!!アンチエイジングの大敵!!
飲酒
飲酒はアルコールを肝臓が分解する際に酵素を大量に使うので、本来体を修復するためのエネルギーが酵素を作り出すために使われてしまいます。
アルコールは肝臓で分解されて「アセトアルデヒド」という化学物質になります。アセトアルデヒドは人間に対して発がん性を報告されています。
アセトアルデヒドは再び肝臓で人体に無害な酢酸(お酢)に変換されます。その際に活性酸素生み出すので、体の抗酸化物質が大量に消費されてしまいます。
お酒はほどほどにしとかないと老化が早まってしまうのです。
参考:女性がアルコールとうまく付き合うには?美容に影響しない飲み方とは
日焼け
太陽からの紫外線は3種類あります。そのうち肌に影響があるのは2種類です。
この2種類の紫外線から肌を守らないと見た目の老化が進んでしまいます。
紫外線は肌の奥まで届き、皮膚の中に活性酸素を作ってしまいます。
皮膚の中にできた活性酸素が肌の張りを保つコラーゲンというたんぱく質を傷つけてしまいます。
成長ホルモン等の修復してくれる物質が十分にあれば傷ついた細胞は元に戻りますが、修復が追い付かないと細胞は傷ついて死んでしまい、コラーゲンは固くなり、シワやたるみが出来てしまいます。
紫外線から細胞を守るために体はメラミン色素という日焼けで黒く焼ける色素を生み出しますが、老化が進むとメラミン色素が肌に残りシミやくすみの原因となってしまいます。
参考:六月からの紫外線対策!!美肌を保つには
おわりに
以上上げた6つのポイントを着実に実行すれば、1年後、3年後、5年後と実行していない人と比べて見た目の若さは差がつくはずです。
特に、砂糖については悪玉説、善玉説と各論入り混じっていますが、厚生労働省が2015年に「日本人の食事摂取基準」という報告書で「糖質は必須栄養素ではない」という記述を載せています。
これは人間の三大栄養素は糖質(砂糖)、脂質、たんぱく質と言われていた常識を覆す発表です。つまり砂糖や糖分を取らなくても人間は生きていけるという事を国が認めているのです。
糖質制限ダイエットで砂糖断ちの効果は認められています。
参考:糖質制限ダイエットの効果は体重減だけではなかった!!成功させる3つのポイント
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