お彼岸ってどんな意味? 何する日なの?

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「暑さ寒さも彼岸まで」って言葉を聞いたことはありますか?

私は聞いたことはありますが、意味はよく知りません。

お彼岸の日にはお墓参りをした記憶がありますが本当はをする日なのでしょう。

最近はお墓参りもしていないのですっかり「お彼岸」を忘れていました。

でも彼岸とは一体何でしょう。


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お彼岸とは

お彼岸とは極楽浄土を表す言葉です。

対語があって「彼岸(ひがん)」に対して、私たちが住むこの世を「此岸(しがん)」といいます。

仏教の考え方で、彼岸は西の方に存在し、此岸は東に存在するそうです。

彼岸(あの世)と此岸(この世)が一番近くなるのは昼と夜の時間が同じになり、太陽が真東から昇って、真西に沈む春分の日と秋分の日だと考えられてます。

春分の日、秋分の日を中心に前後3日間を合わせた1週間をお彼岸 と呼び、この期間にご先祖様をしのび、お墓参りする習慣に変わったのです。

いつ頃から始まったの?

西暦806年、崇道天皇(歴代の天皇に数えられていません。早良親王)の為に全国の国分寺の僧達によってお経を7日間唱えられました。

これは「彼岸会」と呼ばれ、お彼岸の始まりとされています。

なぜ、崇道天皇(早良親王)の為にお経を唱えたのでしょう。

早良親王は桓武天皇の弟でありましたが、桓武天皇が当時としては高齢で即位したので、万が一の場合に備えて皇太子として扱われました。

しかし藤原氏暗殺事件に巻き込まれ無実を訴えながら亡くなりました。

その後、天皇家では不幸が続き、世間でも病気の流行や洪水がたくさん発生して「早良親王の祟りだ」と恐れられました。

早良親王の魂を鎮めるために「彼岸会」が開かれたのです。

お彼岸には何をするの?

昔ながらのお盆のように祭壇を設けるようなことはしませんが、お墓参りをしてお墓の周りの草取りやお墓をきれいにしてご先祖様に感謝をします。

また家に仏壇がある人は、位牌や仏具ををきれいにして果物などのお供えをします。

お彼岸に食べるものもあります。

ぼた餅とおはぎです。二つとももち米とあんこで作る同じような食べ物です。

同じような食べ物ですが、食べる時期が違います。

ぼた餅は「牡丹餅」からきています。牡丹は春先に咲く花で大ぶりです。

ですから春のお彼岸はぼた餅を食べます。

おはぎは「萩」からきています。萩はマメ科の背の低い植物で花も小ぶりでちょうど秋の彼岸の時期に咲いています。

小ぶりの萩の花のようにおはぎも牡丹餅に比べると小ぶりに作ります。

おわりに

仏教から来ている風習はインドから中国を経て日本に伝わることが多いのですが、このお彼岸という習慣は日本独自の習慣です。

仏教というよりも元々は早良親王の魂を鎮める儀式だったから日本独自の習慣になったのですね。

ちなみに今年の春の彼岸は3/18~3/24でした。春分の日は3/21でした。

秋の彼岸が9/20~9/26で秋分の日は9/23日です。

今年はご先祖様を思い出しにお墓の掃除でもして、おはぎでも食べようかと思ってます。


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