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はしか麻疹)はワクチン接種が世界的に広がり、世界の児童の85%が既にワクチン接種を受けています。

日本でも1歳から7歳までの子を対象に1978年からワクチン接種が定期的に始まりました。

主に幼児がかかる感染症でしたが、ここ十年ほどで10代後半から20代後半の人たちもかかるようになってきました。

ワクチンのおかげでめっきり減ったはしかですが、海外からの帰国者がウイルスを持ち帰って国内で感染が広がるケースが出てきています。

大人もはしかの予防接種必要なのでしょうか?


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はしかの感染力は非常に強力

はしか(以下麻疹)の感染力は冬に話題になるインフルエンザの感染力の7~10倍もあります。

インフルエンザはくしゃみや咳で人に移る「飛沫感染」と手などについたウイルスが口に入る「経口感染」が主な感染経路ですので、手洗いをしっかりして専用のマスクをすることで感染予防が出来ました。

麻疹は「飛沫感染」「経口感染」のほかに肌と肌が触れ合って移る「接触感染」とウイルスが空気中に漂って感染する「空気感染」(飛沫核感染)があります。

空気感染の場合、麻疹ウイルスは非常に小さく、市販マスクでは防げません。

大人も予防接種が必要?

現在は1歳の時と小学校に上がる前の年と2回予防接種を受けます。

麻疹ワクチンは10年程度で効果が薄れてくるという事と、一度目のワクチンだけでは免疫が完成しない子もいるので、再度ウイルスの抗体(ウイルスを排除するもの)を免疫機構に作らせるために2回受けることになっています。

では大人はどうでしょう。もしあなたが1977年4月1日以前に生まれたならば、定期予防接種が実践されていないので、麻疹ウイルスの抗体を持っていないかもせれません。

ただし、この世代の方たちは既に麻疹にかかったことがある方が多く、自然に抗体を持っている方が多いです。

あなたが1977年4月2日から1990年4月1日に生まれた方ならば1回の定期予防接種しか受けていないはずです。

この世代の方は抗体が獲得されていない可能性が高いので再び麻疹に感染する可能性があります。

1990年4月2日以降生まれた方は2回の定期予防接種を受けているので抗体を獲得されている割合が高いと考えられています。

もしあなたが、過去に麻疹ワクチンを受けた記憶や記録が無い、世代的に不安ということならば、医療機関で大人のワクチンを接種してくれます。

麻疹は一度かかってしまったら、のどの痛みを和らげたり、熱があまり高くならないようにする、水分と栄養を補給するなどの対処療法しかありません。

一度かかると2週間ほど外出もできなくなります。また高熱と痛みに苦しむことになります。

特効薬が無いならば、予防に徹するのが最善策です。医療機関に相談してワクチンを接種してもらう事は周囲に感染を広げない事にもなります。

おわりに

はしかは子供のころにワクチンさえ受けとけば一生かからないものだと思い込んでいましたが、2回受けていても完ぺきではないのですね。

1回摂取の人でも知らない間に麻疹に感染しても症状が出ないうちに治ってしまう事があるそうです。

その場合でも周囲の人に移してしまっていることがあるそうです。

日本で絶滅した感染病であってもまだ絶滅していない地域から人が運んでくるケースが今後も増え来るでしょう。

大人でも不安であれば積極的に医療機関に相談してワクチン接種をした方が良いと私は思います。


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