お酒の適量ってどのぐらいなの? あなたは自分に合ったお酒の量を知ってますか?

Pocket

お酒を飲むのは好きだけど、ついつい飲み過ぎて朝がつらい。

そんな事を経験したことはありますでしょうか。

お酒は人をくつろがせて、血行を良くし、ストレスにも役立ちます。

適量ならば健康のためになるお酒、でも飲む量が多いと健康を害してしまいます。

お酒はその人に合った適量があります。

あなたは自分のお酒の適量を知ってますか?


スポンサードリンク

まずは自分に合ったお酒の適量を知りましょう

お酒が飲める量は個人差が大きく関係します。全く飲めない人もいますし、いくらでも飲めてしまう人もいます。

厚労省の指針は日本人が一日当たりのアルコールの適量は約20gとしています。

これは法律でも何でもなく統計的にこのぐらいの量ならば健康に影響が出ないであろうという量です。

アルコール20gを飲物に置き換えると

  • ビール 500ml 中ジョッキ1杯
  • ワイン 200ml グラスで1杯~2杯
  • ハイボール・チュウハイ 500ml 中ジョッキ1杯
  • 日本酒 180ml 1合徳利1本

あっという間に厚労省の指針の数量を超えてしまいそうですね。

お酒を好んでたくさん飲まれる方には不足かもしれませんが、この量でも十分に酔ってしまう人は結構います。

なぜならば日本人の半分近くはアルコールを分解する酵素が少ない人が多いからです。これは医学的に既に分かっている事です。

このアルコール量でも十分に酔える人には適量と言えます。ゆっくり時間をかけて料理など食べながらお酒を楽しんで下さい。

お酒をたくさん飲みたい方は

日本人の半分近くがアルコール分解の酵素が少ない人なのですが残り半分は分解酵素が普通にある人達です。

この方たちは体質的にアルコールに強いと言えますので、お酒の量も多く飲んでもなかなか酔いにくいという人もいらっしゃるでしょう。

ではどのぐらい飲んでも大丈夫なのでしょうか?

アルコールは薬物のようにだんだんと耐性が出来てきます。

最初はビール1杯で酔えたのが、だんだんと体がアルコールの耐性が出てきて1杯では酔えなくなり、2杯となり、さらに3杯とどんどん量が増える傾向があります。

そうなりますと、どのぐらいの量が適量、という基準ではなくて血液の中のアルコール量がどれぐらいなのか、という考え方をした方が健康の為です。

血中アルコール濃度と参考までのアルコール量と酔い方

  1. 0.11~0.15% アルコール量  60g 気が大きくなる 大声で話す
  2. 0.16~0.30%    アルコール量  60~80g  同じことをしゃべる 嘔吐
  3. 0.31~0.40% アルコール量 140~200g 立てない 意識不明領

ビールの中ジョッキに例えますと、1が3杯程度、2が3杯から4杯、3が7杯から10杯といったところです。

これぐらい飲んでも大丈夫という人もいるかと思います。

もう一つ大切なことは飲んでいる時間です。急激に大量のアルコールを飲めばアルコール血中濃度も急激に上がり、あっという間に意識不明になる事があります。

急性アルコール中毒は一気飲みで起きます。お酒が好きでたくさん飲みたいという人は、アルコール血中濃度という事を頭の片隅に置いて、ゆっくりと時間をかけて飲むことをお勧めします。

アルコール血中濃度を下げるためにはチェイサーも有効です。お水を飲みながらお酒を飲めば体にも優しく、次の朝もさわやかに迎える事が出来るでしょう。

自分でアルコール適性を調べる方法

アルコールは耐性がありますので飲めない人も飲み続けると量を飲めるようになる例もあります。

しかし、もともとアルコール分解酵素が少ない人がお酒をたくさん飲めるようになっても身体にとっては深刻なダメージが残ります。

自分の体がアルコールに適性を持っているかどうか、簡単に調べる方法があります。

  • ガーゼと消毒用アルコールを用意する。
  • 消毒用アルコールを染み込ませたガーゼを肩と肘の間の内側に貼る。
  • 10分たってガーゼをはがす。貼ったところの肌の色を見る。
  • 更に10分たって肌の色を確認する。

これだけであなたはアルコールの分解酵素が多いか少ないかわかります。

肌が赤くなればあなたの体はアルコール分解酵素が少ないと考えた方がよいでしょう。無理をせずに適量のアルコールを楽しみましょう。

肌に変化が無ければアルコール分解酵素があると考えられます。しかしアルコールは耐性がありますので飲酒の量が増えないように気を付けましょう。

お酒の適量イメージ図

あなたのお酒の適量は?

おわりに

アルコールでいろいろ問題を起こしてしまう人がいます。

大昔からある問題ですが、最近ではアルコール依存症は自分で直すことが難しい精神疾患の一種という考え方が医学界では常識となっています。

適量ならば体と心の健康に役立つアルコールですが、その反面、適量を超えると深刻な負の面も併せ持っています。薬と同じですね。

あなたも自分の適量を見つけて、お酒と楽しい付き合いができる事を願ってます。


スポンサードリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました