白湯(さゆ)はお水をお湯にしたものです。
当然、無味無臭で無添加なお水の温度が高い液体です。
ただの白湯がどうしてダイエット効果があるのでしょう。
しかもダイエット効果だけでなく、アンチエイジング効果もある健康ドリンクと呼んでもおかしくない驚きの効能が白湯にはあったのです。
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白湯にはどんな効能があるの?
何も入っていないただのお水を湧かしたお湯がどうしてダイエットに効くのでしょうか?
秘密はどうやら白湯の「熱」にあるようです。
生き物は栄養を燃やして活動するためのエネルギーを取り出します。
人間も体の細胞が栄養を燃やして活動するためのエネルギーや細胞が分裂して増えて体を維持するためのエネルギーをとりだしているのです。
眼に見えない小さい細菌も人間と同じく細胞でできているので栄養を取り込んでエネルギーを取り出しています。
細胞は生きていける範囲の温度の中で、温度が高ければ高いほど動きが活発になります。
細菌の実験では、温度が高いほど最近の細胞がどんどん分裂して増殖してゆきます。そして生きていける限界の温度が最も活発に増殖します。
限界温度を超えると死滅してしまいますが、このことから、細胞は生きていける範囲の温度の中で、温度が高いほど活発になる事が分かります。
「熱」が白湯の効能の源と考えると以下の効能が考えられます。
胃腸の消化力が上がる
白湯を飲むことによって熱が体内に入りますので、まず胃腸が温められます。
胃腸の細胞が活発になる事で消化力が上がります。消化が遅いと未消化のものが体内で悪玉菌に消化され(腐敗する)体にとって害があるアンモニアや硫化水素といった毒素が生まれます。
特にお肉などの動物性たんぱく質を食べ過ぎると消化が追い付かず、毒素が血液にのって体内を巡り、体臭が強くなることがあります。
それらの毒素を中和するために体の化学工場である肝臓の負担が大きくなり、本来、体を修復するために使われているエネルギーが肝臓に振り向けられます。
その結果、肌や、内臓、血管などの修復が遅れて老化が進んでしまいます。
消化力が高まることはこれらの毒素が発生する前に食べ物を処理できるので、アンチエイジングにも効果があると言えます。
代謝力が上がる
細胞の中に「ミトコンドリア」という組織があります。
ミトコンドリアが細胞の中に取り込まれた栄養を活動するためのエネルギーに変えることを「代謝」といいます。
生命活動の源といっても良い大切な代謝が体温が上がる事でさらに高まります。
ミトコンドリアも細胞の一種ですので温度環境が高いと一層活発になります。
代謝は熱を発生するので、さらに体温が上がり、生命活動は一層高まります。
代謝が高まると糖質をたくさん消費しますので、血糖値が下がります。
血糖値が下がると脂肪に変えられる余っている糖質が少なくなりますので、痩せてダイエット効果が出てきます。
小さい炎がだんだん燃え移り、大きな炎になるように、生命活動も白湯の熱がミトコンドリアの代謝を目覚めさせ体温が上がり、その体温でさらにミトコンドリアの活動が活発になるのです。
免疫力が上がる
免疫も免疫細胞が担っているので体温が上がれば免疫力が上がります。
風邪をひいて熱が出るのは、体が体温を上げて免疫力を上げているのです。
体は外部からくる細菌や体の中で絶えず生まれる出来損ないの細胞を取り除くために免疫が働いています。
免疫力が落ちると風邪や病気になり、出来損ないの細胞は放置しておくと無限に増殖して「がん」になる事があります。
免疫力が高まれば病気やがんになる確率が減ります。
正しい白湯の作り方
白湯はただのお湯だと思っていたらこんなに健康に良い効能がありました。
白湯には健康的に飲む作り方があります。
- お水を夜間やなべに入れてふたをしないで沸騰させる
- 沸騰したら10~15分ほど沸騰したままにしておく
- 沸騰させたら火を消して魔法瓶や保温ポットに入れて適量を飲む
水道水には塩素が含まれています。これは殺菌するために法律で決められています。
また水道水には塩素と微量の有機物が反応して「トリハロメタン」という発がん性物質が含まれています。(国が定めた安全基準内です。)
お水を沸騰することによって塩素とトリハロメタンを取り除くことができます。
沸騰して5分ほどたつトリハロメタンの濃度が高くなるので、そのまま10~15分ほど沸騰し続けなければなりません。
またふたをすると塩素とトリハロメタンが蒸発しないので、ふたをしないでください。
おわりに
白湯は朝起きた時、昼食時、夜寝る前は飲んでおきたいタイミングです。
さらに10時、3時なども空腹を紛らわすことができるので、お勧めです。
白湯を飲むことで体温が上がり、健康になるのであれば、こんなにコストパフォーマンスの高い飲み物はほかには無いのではないでしょうか。
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